近年、シックハウス症候群と呼ばれているアレルギー症を発症するひとが増えているようです。
シックハウス症候群とは、どんな症状おきるのでしょうか?
・目や鼻、のどの粘膜がチクチクする。
・皮膚に紅班、じんましん、しっしんができる。
・頭痛や、めまい、吐き気をもよおす。
・息がつまる感じや、気道がぜいぜい音をだす。
・疲れやすくなった、いろいろな刺激に過敏に反応するようになった。 等、
個人差もありますが、このような症状がおきると言われています。
シックハウス症候群の原因は様々なケースと化学物質との関係があります。
原因 |
化学物質 |
・ビニールクロスや複合フローリングに含まれる
接着剤や塗料 |
ホルムアルデヒド・トルエン・キシレン・エチルベンゼン・アセトアルデヒド |
・防蟻材、防虫剤、断熱材、断熱畳 |
パラジクロロベンゼン・スチレン・アセトアルデヒド |
・芳香剤、洗剤、柔軟剤、洋服(染料) |
パラジクロロベンゼン・アセトアルデヒド |
・持ち込み家具(タンス、テーブル等)に含まれる接着剤や塗料 |
ホルムアルデヒド・トルエン・キシレン・エチルベンゼン・アセトアルデヒド |
・換気不良の状態でのガス及び石油ストーブの使用 |
トルエン・キシレン・エチルベンゼン |
・掃除がされていないエアコン、空気清浄器の使用 |
パラジクロロベンゼン・スチレン・アセトアルデヒド |
・高気密な室内(換気不良の場合) |
発生した化学物質の濃度を高めます |
表にあげた例の中で家づくりで気を付けなければならない事は、上の2項目です。
室内環境に影響のある、仕上げ材(内装材)、防蟻材、断熱材に自然素材や天然鉱物を使用する事で、
化学物質の発生源を減らす事が重要です。
他の5項目は住む人が気を付けなければ、いけない事になります。
化学物質の多くは持込み家具や生活(洗濯、清掃)の中で発生しています。
これを閉めきった高気密な室内に充満させ、濃度を上げると、健康を害する数値になってしまいます。
したがって、しっかり換気を行う事が重要になります。
当社では、自然素材を使うだけではなく、
設計時に自然換気計画と機械換気計画の2通りを考えた設計を行います。
|