照明計画では、
ここの壁面にはこの器具でこんな感じで、
この天井は間接照明できれいに照らそう・・・・
と、カタログから器具を選定するのですが、
大体いつも使用するシンプルで主調しない定番品があるのでそんなには悩みません。
しかし、今年度の照明器具のカタログを見て驚いたのは、すべてLED照明となり、蛍光灯器具や
白熱電球器具が一切掲載されていないことです・・・・・・・
東芝が電球の生産を中止してから数年経ちますが、蛍光灯までも姿を消してしまうのか!
(もちろん施設用の照明器具ではあります)
昔から白熱電球と蛍光灯の電球色を使用してきたので、LEDの良さは分かってはいても
何かしらの抵抗があります・・・・・
LEDにも”電球色”があります。
(要するに蛍光灯に電球色を用意したことと同じですが)
もうしばらくすると、”電球”が何か知らない設計者が出てくるかもしれませんね。
ガス灯の明かりやカンテラの火を知らないように・・・・・
ノスタルジックな意味での”電球色”ですね。
いっそのこと、昼光色や昼白色のように空間に対する名称で、『夕焼け色』なんてどうでしょうか?
そんなことを、カタログを見ながら考えてしまいました。
設計/高橋
※追記
あった!あった!ありました!『夕陽色』というLED灯が!
2000K(ケルビン)という相当オレンジ色の色温度です・・・・
同じことを考えた人がいたのですね。あービックリした!