サッシ・・・サッシュ・・・

 

当たり前に使用しているアルミ建具・・・・・

 

今は一般的に「アルミサッシ」と表現していますが、ある年齢より上の設計経験者は

「アルミサッシュ」と言っていました。

 

最近もどなたかとそんな話をしました。

 

外来語表記では「シュ」が正しいみたいなことがネットで出ていましたが、

なんだか自分が古くなったような気がしてしまう・・・・・

 

ところで、私が勤めていた設計事務所はRC造がメインでしたので、

建具は自分で設計して作るのが当たり前でした。

 

木造住宅を手掛けるようになって初めて木造住宅専用のサッシュがあり、木造用のモジュール(規格寸法)で

ラインナップされ、選ぶだけなのだと知りました・・・・・・

 

これはビル用のサッシュしか知らない人間には驚きでした。

 

ビル用サッシュは製作範囲があるだけで幅や高さは自分で決めるからです。

その取付ける面にたいして大きさをデザインして決めるということです。

 

だから、住宅用のアルミサッシュはなんてつまらないのだろうと感じたものです。

(もちろん住宅用サッシュでも特注サイズでの対応もできるので、すごく細いルーバー窓を作ったり

組み合わせたりなどいろいろやりましたがやっぱり割高となります)

 

今は防火指定のある場所では防火対応のサッシュを使用しなければなりませんので、

ますます選択範囲は狭まりました。

 

私が設計を学んでいた時分は、まだスチールサッシュも木製建具も当たり前に使われておりましたので、

これまた納まりも含めてデザインしていました。

 

今の住宅は、カタログから選ぶだけのモノで組み上がっていますので、個性や面白みがありませんね。

 

「サッシュ」という言い方を使っていると古臭く思われてしまいますが、

建築設計の世界は、『40,50はハナタレ小僧』といわれていますので、

私もまだこれからということ・・・です!

 

 

高橋

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